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映画「架空OL日記」を観ました

主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。

引用元:読売テレビ

やけやま不動産、代表の甲斐です。

映画「架空OL日記」を観ました。

感想

バカリズムの原作、脚本、主演ということで、面白くないわけがないという先入観を持って観はじめました。

銀行に勤めるOLが描かれていますが、まずはドラマ版を観て本作を観ました。

主演なので当然といえば当然なのですが、バカリズムがずっとOLを演じており、何故かそれだけで滑稽で、仕草や心の声を聞くたびに面白さが広がっていく感覚でした。

同僚Lや上司との掛け合いも、バカリズムだけが際立っているのではなく、それぞれのキャラクターの個性が立ち、OLの日常を垣間みる感じがして面白かったです。

その個性も、仕事上では消され、淡々と仕事を進める様は、私が銀行に行った時に見るOL像と重なりました。

しかしこれを作ったバカリズムも、観る私も、OLではないので、あくまで想像上の出来事でしかありません。

終始、OLたちはこういう生活を送っており、こういう会話をしているのだろういるのだろうという感覚でしたが、それが最後に現実のバカリズムが現れ、OLのバカリズムが消えることで全てリセットされ、スッキリすると同時に寂しくもあります。

このOLたちのような楽しさや寂しさは、面白さと儚さであり、それらは表裏一体で、私自身の仕事や生活にもあるだと思いました。

一見些細な、何気ない出来事や会話の中にも面白さは潜んでいて、それを見つける視点を持って過ごせたらずっと面白いのだろうなと思わせられました。

のちの、「ブラッシュアップライフ」や「侵入者たちの晩餐」に通ずる面白さと脚本の素晴らしさを感じることができ、今後もバカリズムの作品に期待しています。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。