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映画「ザリガニの鳴くところ」を観ました

主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。

引用元:ソニー・ピクチャーズ 映画

やけやま不動産、代表の甲斐です。

映画「ザリガニの鳴くところ」を観ました。

感想

一人の女性の人生を観たという感覚でした。

人の価値観は、己との向き合い方で固まっていくもので、他人の影響はそれほど受けないのではないかと感じました。

現代では女性一人で生きていくことも可能だとは思いますが、1950年代のアメリカの湿地で家族と離れて、女性一人が生きていくことは、壮絶で厳しかったと想像できました。

その環境でカイアは、独特な価値観を育み、人の世も自然の一部に過ぎないという、善も悪もなく、ただ生き延びるためのことという考え方に固まっていったのかも知れないと思いました。

カイアは無知で繊細な女性のような描かれ方もしますが、逞しく強かな一面もあったのが救いで、その後の人生でも罪悪感に苛まれたような印象はありませんでした。

人は他人の影響を強く受け、それは悲劇を生むこともありますが、幸せにもつながっているのだと再認識しました。

それは私自身で言えば、妻を不幸にするのも幸せにするのも、私次第なのだと突きつけられたような感覚でした。

一方で、一見、他人の影響を強く受ける面はあっても、それは表面的な部分であって、己の真の価値観には影響しないのかもしれないという、言い換えれば、人は死んでも変わらないとも言えるのではないかと思いました。

そうであるとすれば、己の価値観と他人の価値観にギャップがある場合、譲れないのであれば、簡単に悲劇が生まれてしまう怖さも感じました。

本作は、終始、女性の体力的な弱さと優しさ、男性の暴力的で粗暴な面が描かれているように見えましたが、最後には印象が異なり、カイトの逞しさと、男たちの弱さが露呈したような気がしました。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。