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裏付け、証拠、根拠を示すということ

やけやま不動産、代表の甲斐です。

私は社会人になって25年ほど経ち、いくつかの仕事を経験してきましたが、お客様や相手方や取引先などとやり取りする中で、根拠となるデータや資料を示して説明する機会が多々あります。

世の中には、根拠がなくても通用する世界があることも知ってはいますが、根拠がなければそれはただの勘とか感情とかスピリチュアルであって、客観性や再現性がないとも思っています。

目に見えて根拠が示されたものしか信じないというわけではありませんが、仕事として金銭をいただく以上は、「勘です」とか「なんとなく」とか「他もそうだから」というような説明をすることはありません。

また何か問われたとき、正確な回答を示すことができる力が知識だとも思っていますが、それは必ず記憶する必要はなく、どこに正確な情報があって、その出典や情報源はどこなのかを引くことができれば良いと思っています。

勘とか感情とかスピリチュアルで他人に影響を与えることができることは一種の才能であり、私のような凡人は裏付け、証拠、根拠を示さなければ信用してもらえないのだと思っています。

裏を返せば、私自身が消費者の立場であれば、勘とか感情とかスピリチュアルにお金を払いたくないという気持ちもあります。

不動産取引においては、契約に先立って、取引の重要な事項を説明する「重要事項説明」を宅地建物取引士が行わなければなりませんが、説明する内容の全てには裏付けや根拠があります。

一つ一つ根拠を調査して「重要事項説明書」を作成していきますが、私自身はこの裏付け、証拠、根拠を示して説明をするという仕事が性に合っていると感じています。

宅地建物取引業法上では、業としなければ、個人で不動産取引をすることも可能ではあります。

しかし不動産という高額で専門的な物件の取引においては、重要な事項を調査したり売買契約書を作成、読込んで判断することが一般の個人では難しく、トラブルの元になると思っています。

だからこそ不動産取引においては、専門的な用語や慣習をわかりやすく説明し、売主も買主も納得して売買していくことを目指す意味で宅建業者の存在意義があります。

宅建業者としては裏付け、証拠、根拠を示すことは当たり前過ぎて、わざわざ考える必要もないとは思いましたが、必ずしもそうではない世界に触れる機会があり、改めて私の仕事に取り組む上での裏付け、証拠、根拠を示すことの重要性を認識しました。


やけやま不動産では、不動産に関すること、地域のこと、代表の日々のことについてブログ発信も行なっていますので、ご興味ありましたら、是非ご一読ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。