主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
＊極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。
やけやま不動産、代表の甲斐です。
映画「トナカイは殺されて／Stolen」を観ました。
感想
事前情報を得ず観ましたが、ストーリー以上に奥深い映画だと感じました。
日本国内でも、地域が違えば慣習も異なり、ましてやスウェーデンの先住民サーミはトナカイを資産として扱い、日本に住む私の価値観とか生活からは全く想像もつかない世界であるため、私は観終わって、エルサの心境を本当に理解できたのかは疑問でした。
単純に映画としてのストーリーは楽しめましたが、この映画が表現したかったことを真に理解しようとすれば、サーミの文化や伝統などの背景も知る必要があると感じました。
私の善悪だけをもって観ると偏った印象となってしまうことを恐れながらも、エルサの視点から、私なりの見方に努めようと心がけました。
映画のストーリーとしては、逮捕で終わるよりも、あのような終わり方の方が見栄えがしますが、はじめからエルサは直接復讐しようとしていたのではなく、あくまで警察が動いてくれるための証拠を集めようとしていただけでした。
しかし、結果的にエルサは、犯人に直接復讐を果たしたような形になりましたが、エルサの行動を、単に優しさだとか情けという私の価値観だけから見てしまうと誤ってしまうと感じました。
事件後の取り調べで、犯人の犯行や、怒った出来事を順序立てて話さず、「犯人が溺れていた」という表現から話しはじめた点は最後少し気になりましたが、ただ単に私の考えすぎかなとも思いました。
壮大な自然を映す遠距離の構図と、スノーモービルのスピード感にメリハリがあって、終始興味深く見ることができました。
また環境や文化が、今の私とは違いすぎて現実感は薄かったのですが、おそらくこの映画を見なければ、サーミのことを知らないままだったと考えれば、知るいい機会だったと思いました。
Netflixにはこういう映画があるからいいなと思いました。
やけやま不動産では、不動産に関すること、地域のこと、代表の日々のことについてブログ発信も行なっていますので、ご興味ありましたら、是非ご一読ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。