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映画「冬薔薇」を観ました

主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。

引用元:キノフィルムズ

やけやま不動産、代表の甲斐です。

映画「冬薔薇」を観ました。

感想

父親と息子との関係性の難しさが描かれ、私自身も息子としての立場と、父親の立場の両面から考えました。

映画の終わり方が良く、観終わって、様々なことを考えさせられました。

現代では、私自身もそうですが、20歳を過ぎた息子に過干渉してしまうこともあります。

昔は10代半ばで大人扱いされていたことを考えれば、社会や父親自身の豊かさが、経済的に息子を甘やかし、息子自身の独立心を削ぎ、結果的に父親と息子に距離が生じてしまうのかと思いました。

進学し学費や生活費を考えれば、20歳を過ぎても現実的には、父親に頼り続けることは避けられないのかもしれませんが、息子のオスとしての独立本能は確実に存在し、それが父親嫌悪、自己嫌悪につながっていくのではないかと思いました。

その父親嫌悪、自己嫌悪の時期に連れ沿う仲間や友人によっては、さらに大きく道を踏み外していくことがあるのだと感じました。

一方で、父親は子供に遠慮がちで、父親は、「自分で気づくのを待っている」とか言いますが、子供からすれば、「いつもその場その場でしかもの言えない」とか、「子供に嫌われるのが怖い」とか、見透かされている状況でもあります。

本作では長男を亡くしているため、さらに状況は複雑ですが、もっと早い時期に、父親の立場としては何ができたのか考えました。

しかし、父親に悪気はなく、日々追われる仕事をこなして、その先に家族の幸せがあることを信じているだけの、家族に対する不器用さがあるだけなのだとも思いました。

伊藤健太郎の映画復帰作ということで期待してましたが、伊藤健太郎の演技力の高さは健在で安心しました。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。