やけやま不動産、代表の甲斐です。
「天災は忘れたころにやってくる」といわれますが、最近では忘れる間もなく、毎年のように災害が発生していますよね。
特にこの時期、もうすぐ梅雨明けというタイミングでは、山や地面が含む水の量も多くなってきています。
梅雨明けまでに、さらに多く降ったり、スコールのような突風を伴う雨の降り方になると、災害に繋がりやすくなります。
広島県 呉市 焼山 昭和地区において
呉市 焼山 昭和地区は山に囲まれおり、呉市が定める「土砂災害ハザードマップ」の土石流警戒区域に該当する地域も多くあります。
特に山に近い地域は、土石流警戒区域に重複して、急傾斜地警戒区域にも指定されている宅地もあります。
2018年の豪雨災害の時には、昭和地区各所で土砂災害により被災、河川が氾濫して家屋が浸水する被害を受けた住宅もありました。
現在お住まいの地域や、購入予定地が、ハザードマップ上の警戒区域に該当するのかは、一度確認しておく必要があると思います。
呉市 昭和地区 ハザードマップ
呉市昭和地区については、ため池のハザードマップも作成されております。昭和地区には思いの外、多くのため池があります。
宅地建物取引法上の説明義務
宅地建物取引における重要事項説明においては、以前より、土砂災害防止対策推進法に基づく、土砂災害リスクの説明が義務化されていましたが、2020年より、水害リスクの説明が義務付けられております。
水害リスクとは、水防法に基づいて自治体によって作成された、洪水・雨水出水・高潮についての水害ハザードマップ上に該当があるかどうかということになります。
災害が発生したら
2018年の豪雨災害では、呉市 昭和地区でも多くの住宅や店舗が被害にあいました。
知人や友人の被災をみて、改めて災害は身近なものだと痛感させられてきました。
呉市 昭和地区において考えられる災害は、主に地震と土砂災害ですが、直接的な被災と、断水や停電、通行止めなどの二次被害にどのように対応するかを一度考えておくと良いと思われます。
災害に対するシミュレーション
自宅が被災した場合、どこに避難するべきか
→ 避難所、避難経路の確認
家族と連絡が取れなくなった場合どうするか
→ 集合場所など、家族ルールの確認
断水したらどうするか
停電したらどうするか
通行止めになったら、ガソリンがなくなったらどうするか
食料品や日用品がなくなったらどうするか
私の災害ボランティア参加の体験談
私は2011年の東日本大震災時、自身の無力さを痛感し、その後、建築士として「応急危険度判定士」のボランティア資格を取得しました。
2014年熊本地震においては、応急危険度判定士として、建築物の応急危険度判定のボランティアに参加した経験があります。
地震発生から一週間後、広島県からの要請に応え、現場の状況もよくわからないまま、趣味の登山、キャンプ用品をザックに詰め込んで、熊本に向かい、現地で寝泊まりしながらお手伝いしました。
また、2018年の豪雨災害時には、呉市内の被災住宅の土砂撤去に、当時高校生だった息子とともに参加しました。
呉市内の多くでは、長く断水が続きましたが、幸い私の家では断水していなかったため、断水地域への水の供給、自宅お風呂の提供などを行いました。
災害に対する備え
ボランティアに参加してきた中で、趣味が登山やキャンプで良かったと思えることが多かったため、キャンプ用品も、災害での使用を想定した装備に改め、備蓄も行っています。
飲料水2Lペットボトル10本
飲料外水20L
トイレットペーパー24巻
食料家族5日分
大型テント2張
小型テント1張
寝袋、マット家族分
ライト、懐中電灯
大容量バッテリー1個
モバイルバッテリー5個
ヘルメット
カセットガスコンロ
石油ストーブ(灯油20L)
犬のエサひと月分
また、写真や仕事の書類など、可能な限り、インターネット上のクラウドサービスにバックアップしています。
家族写真がなくなってしまうことの寂しさや、仕事が止まってしまうことを考えると、それも災害への備えと考えています。
やけやま不動産のお手伝い
やけやま不動産では、住まいのご提案とともに、該当地域のハザードマップの読み方、災害に対する備えなど、アドバイス、ご提案いたしますので、是非お気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。