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トイレの環境づくりの注意点

やけやま不動産、代表の甲斐です。

多くの住宅では、トイレは北側にあります。

住宅の設計では、建築士が、敷地の条件を読んで、必要なスペースを計画していきます。

南側にトイレや風呂があって、北側にリビングなどの居室があるお宅はほとんど見かけることはありません。

北側にトイレがあること自体はよくあることですが、トイレの環境づくりについて注意点を解説していきます。

目次

トイレが北側に多い理由

一般的な住宅の設計において、南側は日当たりがいいという理由から、南側に居住スペースをとるため、トイレ、その他の水回り、収納は北側に配置されがちです。

区画された住宅街

きれいに区画された住宅街では、東西方向に道路があり、その間に、南北に2区画の敷地が配置されていることが多くあります。

南側の敷地は南側に道路、北側の敷地は北側の道路に接しています。

南側の敷地の場合、敷地の北側にトイレや水回りが配置されることによって、北側の隣地の居住スペースに近くなることになります。

もちろん、水回りや窓の位置をずらしたり、目隠しを配置したり考慮されますが、あまり配慮されていない設計の場合は、北側の隣地から、トイレや風呂の使用状況がわかるため、窓があっても開けづらくなることがあります。

また、気になる方は、ご自身で目隠しやカーテンをされることにより、採光が遮られ、トイレの環境は一層悪くなります。

北側トイレの問題点

住宅の北側は、日当たりが悪いため、湿気がこもりがちとなります。

またトイレは省スペースで常にドアが閉まっている状態ですので空気もあまり循環しません。

そのため、換気扇や窓が設置されますが、隣地との関係などによっては窓が開けづらくなり、光も空気の循環も少なく、薄暗い環境となります。

また、冬には北側には日光が当たりませんので、トイレ内の温度は低くなります。

北側に限った話ではありませんが、トイレの臭気は、便器からトイレの上部に設置された換気扇を抜けるまでに、人の鼻の高さを通るため、臭気を感じやすくなります。

トイレ環境の改善

トイレの環境改善については、トイレの蓋を閉める窓を開けない換気扇のスイッチを切らない観葉植物を置くということをおすすめしています。

窓を開けない

トイレの環境改善としては、まず空気の循環になりますが、やけやま不動産としては、トイレの窓を開けることはあまりおすすめしておりません

トイレの窓を開けると、トイレ内の空気が出ていくように思えますが、実際にはトイレ内に空気が入ってくることになり、トイレの匂いが家の中に入っていくことになります。

また、冬に窓を開けることによって、北側トイレ内の室温は外気温と同じになり、ヒートショックが引き起こされやすくなります。

また夏も、窓を開けることによって、外気温と同じ環境となり、熱中症のリスクが増えます。

トイレは個室で、鍵が掛けられますので、ヒートショック熱中症で倒れた時、家族も気づきにくいというリスクがあります。

換気扇のスイッチを切らない

トイレの換気については、窓を開けることのリスクを考慮すると、換気扇のスイッチを切らないことをおすすめします。

トイレの換気扇は小型のため、消費電力は3W前後であり、24時間で72W、30日で2.16kWh、1カ月の電気代は60円程度となります。

またトイレの蓋を閉めておくことにより、トイレ内の湿度を高めず、ウィルスや菌の拡散を防ぎます。

カーテンを設置しない

また、窓の内側にはカーテンや目隠しをせず、敷地境界の柵や住宅の外側に設置することをおすすめします。

観葉植物を置く

観葉植物は空気を浄化したり、装飾効果がありますのでおすすめです。

やけやま不動産のお手伝い

やけやま不動産では、住まいのご提案とともに、トイレ環境のつくり方などアドバイス、ご提案差し上げますので、是非お気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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