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ドラマ「SHOGUN 将軍」を観ました

主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。

引用元:ディズニープラス

やけやま不動産、代表の甲斐です。

ドラマ「SHOGUN 将軍」を観ました。

感想

集団における大義は、結局、上に立つ者の個人的な思想に依存する部分が大きく、それは大義ともなり得るし、単なる個人的願望の範囲を超えないこともあるのだと感じました。

また、当時は民主的ではないので、殿の器量は、家来の評価にも直接的に影響を与え、家来は、いつ、自らの信念と忠誠心の判断に迫られるかわからないという緊張感に恐ろしさを感じました。

現代においては、個々人が自由に学び、自らの思想を形成することができる環境が整っていますが、この自由さゆえに、自らの思想を確立するまでには時間がかかることもあります。

つまり、個人主義が強調される現代社会において、自らの思想や信念を定めることは容易ではなく、また、思想が形成されるまでの過程においては、一貫性を欠くこともあります。

そう考えれば、戦国時代のような生まれながらの主従関係により、あらかじめ思想をもつことによって、判断力や行動力において相手より優位に立つことができる場合があるということも感じました。

本作は、全話約10時間の壮大な物語の中で、三浦按針も一つの軸として描かれています。

彼の視点から、時代の激動や戦乱が描かれ、特に関ヶ原の戦いに至るまでの経緯が描写されています。

按針は、虎永(徳川家康)の旗本として指示を受け行動しますが、その一方で、虎永自身の思想や目的が明確には描かれず、虎永の真意を読み解くことが難しい状況が物語の中で繰り広げられます。

斬首や切腹など、残酷でリアルな表現の余韻が残りますが、なぜそうなるに至ったのかを理解するためには、作品の描写に圧倒されず、冷静さを保たないとシーンの切り替えに追いつかない感じがしました。

それは海外の視点でつくられた独特で新しい戦国時代の表現だとも感じました。

虎永は全てを見通し、理解した上で、時が来るのを待つという家康のイメージそのままに描かれ、結局は200年以上の平和な世をつくったというよりも、見通していたという点に納得できたし、ストーリーとしての深みを感じました。

本作がどうしても観たくなって、Disney+(ディズニープラス)にひと月だけ加入しましたが、期待以上の作品で、2回観ました。

俳優陣も豪華で、特に鞠子役のアンナ・サワイの演技と動きには感動し、彼女以外の配役は考えられないほど魅入りました。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。