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映画「老後の資金がありません!」を観ました

主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的な感想を書いていきます。

引用元:東映映画チャンネル

やけやま不動産、代表の甲斐です。

映画「老後の資金がありません!」を観ました。

感想

現実的な問題を扱った映画ですが、コメディタッチで可笑しくつくられていますので、軽い気持ちで観れました。

老後2000万円問題とか、実際には4000万円必要とか言われていますが、現在の50代の将来に対する金銭的な不安を描いています。

まあ映画だからな、という視点でみてしまうシーンは多々ありましたが、50代前後は、子育ては終わっても子供の結婚などに絡む出費や、高齢の親の問題など、数年先の大口の出費が見通せ、場合によっては自身の仕事も不安定であったり、住宅ローンはまだ残ったままなど、人それぞれ状況は異なります。

そのような中で、一般家庭が老後のために2000万円貯めましょうとか現実的に無理だろという話です。

そうは言っても、まだ今の50代は、親世代にも余裕があり、そこに頼れる可能性もありますが、子供の結婚とか、親との同居問題とか、これまでの価値観と現実、これからの価値観との間に置かれているとも感じました。

現在の50代は、これまでの価値観を重んじる親世代と、新しい価値観の子供世代の間に立つため、現実的には、どこにお金をかけるのか、またはかけないのかという判断を迫られるのだと思いました。

つまり、若い世代の、結婚式観や葬式観、持ち家観、マイカー観は遡って親世代も受け入れざるを得ない状況に逼迫して、価値観の変化は世代を逆流していくのだとも感じました。

50代における課題は、若い世代の価値観を受け入れて資産を守るか、もしくは、親世代の価値観を守り、見栄にお金を使っていくのかによって、自身の老後の資産は変化していくのだと思いました。

しかし若い世代の価値観に合わせるということは、決して親世代の価値観の否定ということではなく、ただの時代の変化と捉え、何事にもお金をかけない方がいいのかなとも思いました。

また、時代の変化速度は高まっていますので、さらに時代が進めば、価値観はもっと変化して、世代ごとに古い価値観となってしまうため、何事も柔軟に受け入れられる自分でありたいとも思いました。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。