主にNetflixやAmazon Prim Videoなどで観た映画、ドラマの感想です。
*極力ネタバレしない範囲で、個人的感想や感じたことを書いていきます。
やけやま不動産、代表の甲斐です。
ドラマ「地獄に堕ちるわよ」を観ました。
感想
私自身の経験から言えば、自分や家族が脅かされたり、追い詰められたり、自分だけがこっそり得をするような状況が生まれた時、生存本能や欲が顔を出して、そういう時には決まって視野が狭くなっていると感じてきました。
しかし平和な日常であれば、生き残りをかけた状況が生まれることはほとんどなく、むしろ生存本能や欲を隠して、視野を広く生きた方が、他者との関係では穏便に進むことの方が多いと思います。
本能や欲を全面に打ち出す生き方は、言い方を変えれば、「たくましい」とか「したたか」という言葉に置き換えられ、細木数子はたくましく、したたかに生きたのだと思いました。
「たくましさ」と、「したたかさ」は似たような言葉でも微妙に感じ方が異なり、たくましさは真っ直ぐな強さとして肯定的に、したたかさは利己的な思惑を感じます。
人は追い詰められると、生存本能や欲望が強く表に出て、私はその状態を、「たくましさ」や「したたかさ」と呼ばれるものの一部だと感じ、その内面では視野が狭くなっている状態なのだと捉えています。
本作の前半では細木自身の視点から振り返った半生を語りますが、それはまさに、たくましく生き抜いてきたのだろうと思って観ていました。
後半では、弟や過去の関係者からの証言との食い違いに戸惑い、細木のしたたかさを感じました。

しかし細木の凄さは、ただたくましく、したたかに生きたように見えて、本質は、良い意味でも悪い意味でも、多くの人の心を動かしたという点にあるのではないかと思いました。
ただ、たくましく、したたかに生きるだけでは、多くの人の心を動かすことは難しいと思います。
そこには細木なりの愛があって、その愛を感じた人は崇拝し、愛を感じない人は否定的になっていたのではないかと思いました。
たくましさとかしたたかとか、愛とか、人の内面を推し量ることは難しいのですが、インタビューを受けた島倉千代子の言葉からは、島倉なりの愛を感じ、島倉の奥深さに感動しました。
愛と欲望を兼ね備えて剥き出すと、人の魅力は増していくのかとも感じましたが、その世界で生きる覚悟は私にはないので、生存本能という視点で見れば弱めなのかとも自分を評価しました。
細木に入りすぎず、客観的に本作を観ようと思っていましたが、むしろ細木に惹き込まれ、それは戸田恵梨香の細木を理解して演じようとした愛を私自身がわずかながらでも感じ心動かされたのだと思いました。

やけやま不動産では、不動産に関すること、地域のこと、代表の日々のことについてブログ発信も行なっていますので、ご興味ありましたら、是非ご一読ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
