種類
建物を支える骨組みのことを『構造』、骨組みを造る方法を『工法』といいます。
構造は、建物を支え、一度造ると簡単に変えることができない、建物の部位の中で最も重要な部分です。
住宅の構造は、構造体の素材によって『木造』『鉄骨造』『鉄筋コンクリート造(RC造)』と大きく3種類に分かれます。
一般的に戸建住宅に用いられる構造、工法は、
木造軸組工法(在来工法)
木造枠組壁式工法(2×4工法、2×6工法など)
軽量鉄骨造
があり、さらには、
鉄筋コンクリート造(RC造)
木質系、コンクリート系、ユニット系のプレハブ工法
重量鉄骨造
ログハウス(木造丸太組工法など)
などがあります。
建売住宅で採用されているのは、主に上記3つの工法が用いられています。
特徴
住宅の工法は耐震性や耐火性、耐久性や断熱性能、デザイン・プランの自由度、工期、コストなどで、それぞれに特徴があるほか、土地との相性もあります。また住み心地も人それぞれで、感じ方も人によって大きく変わってきます。
木造について
木造とは、建物の柱や梁(はり)など、住宅の主要な骨組みを木材で造る構造のことです。
木造の工法としては、木造軸組工法、木造枠組壁式工法、ログハウスがあります。
木造のメリットは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて、コストを低く抑えられ、木は熱伝導率が低いため、冬場の外の冷気や夏場の熱気を遮断し、一年中快適な室温を保つことができます。
木造のデメリットは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて、耐震性が低くなったり、シロアリなどの被害を受けやすくなり、害虫対策や定期的なメンテナンスを行う必要があります。